茶臼山高原は、愛知県最高峰である1,416mの茶臼山(ちゃうすやま)とその隣りの標高1,358mの萩太郎山(はぎたろうやま)の間に広がる高原地帯。愛知県で一番空に近い場所ともいわれ、下界より7〜8度ほど涼しいので、夏の定番ツーリングスポットとして愛知近郊のライダーに人気です。アクセス道路の茶臼山高原道路や、他2本の県道も高低差のあるワインディングロードとなっていて走り重視のライダーに好評。さあ、蒸し暑い街を脱出して、愛知県最高峰ポイントへ!
名古屋からなら、まずはR153を使って東進。35kmほど走って稲武町交差点でR257へ右折したら、7kmほど南下し、西納庫交差点から茶臼山高原道路へ。そして14.2kmの茶臼山高原道路を終点まで進めば茶臼山高原に到着。昼食はレストランやはずのダムカレーなど。観光リフトで萩太郎山に登って高原の爽やかな景色を堪能したあとは、茶臼山脇の矢作川源流もチェックして、帰りは長野県側の県道46で下山、R153に戻るというコースです。往復約160km。
アクセス道路はライダー好みのワインディング
一番ポピュラーなのは、R257から茶臼山高原道路でアクセスするルート。2008年に無料化された元・観光有料道路のこの高原道路は、14.2kmも延々とワインディングロードが続き、ライダーにオススメ。茶臼山高原の芝桜まつり期間は渋滞したりしますが、今の時期なら茶臼山高原まで一気に登って行けます。標高が上がるにつれ、どんどん爽やかになっていくのも気持ちイイ! ちなみに、南側から登る県道506や、北側から登る県道46も高低差のあるターンが続いて楽しいです。
茶臼山高原道路の終点が茶臼山高原
レストハウスのある第1駐車場にバイクを停めて、しばし休憩。標高1,200m。日差しは強くてもちょっと日陰に入るとけっこう涼しくて、さすが高原という感じ。せっかくなので、萩太郎山の山頂に登ってみます。観光リフト(片道500円、往復800円)を使えば13分ほどで楽々登れますが、リフトは午前11時からの営業。それより早く到着した時などは、歩いて登ってみてください。けっこうな坂道ですが、高原の爽やかな空気の中だと意外と楽しく登れてしまいます。また、下りは楽なのでリフトを使う必要はないでしょう。
高原の爽やかな風景を満喫
山頂には展望台があって、ここから茶臼山高原が気持ちよく見渡せます。正面には茶臼山の頂上。そしてはるか遠くに南アルプスの山々・・・。頭上に360度、夏の空が広がって、たしかにココは愛知県で一番空に近い場所、といった感じ。ちなみに、茶臼山の方にも展望台がありますが、そちらは山歩きファン向けです。萩太郎山の山頂を降りたら、レストハウスやはずで昼食を。名物は豊根村を空から眺めたようなダムカレーで、茶臼山と萩太郎山に見立てたご飯に新豊根ダムのレイアウトが楽しいです。味もほうれんそう入りのグリーンカレーで美味。
茶臼山高原を降りるとまた暑くなりますが・・・
食事が済んだら、バイクに乗って茶臼山の北側に回り、矢作川の源流に行ってみます。大きな碑の横に3本の竹筒から流れ出る源流がすぐに見つかるハズ。手を浸してみるとびっくりするほど冷たいです。話のタネにぜひチェックを。帰りはそのまま茶臼山の北側を下る県道46で長野県側へ。県道46のタイトなコーナーを駆け下りると最初のR153に戻ることができます。ちなみに、R153まで降りてくるとだんだん暑くなってきてちょっとグッタリ。爽やかな茶臼山高原がすぐに恋しくなります。ということで、思いっきり早朝に出発して茶臼山高原まで走り、午後気温が高くなる前に帰るのも手です。