芦ノ湖(あしのこ)スカイラインは、静岡県と神奈川県の県境にある有料道路。標高900mほどの外輪山の稜線をはしるワインディングロードになっていて、豪快な高速コーナーと、富士山を望む絶好のロケーションが魅力です。ここは関東ライダーの定番コースとして有名ですが、中部エリアのライダーとしても一度は走っておきたい特上スポット。かなり距離があるので一泊ツーリングで楽しむのがベストなのですが、いまの時期、早めに出発して高速道路を使って往復すれば、余裕で日没までに帰宅できます。
まずは名古屋ICから新東名高速道路を使って御殿場ICまで230kmを走破。御殿場ICで高速を下りたら南に向かい、R138〜県道401経由で箱根スカイラインへ。箱根スカイラインを5kmほど走るとそのまま芦ノ湖スカイラインの一般区間へ入るので、そこから芦ノ湖スカイラインを9kmほど南下。芦ノ湖スカイラインを抜けたら箱根峠を越え、芦ノ湖湖畔で休憩。そして再び芦ノ湖スカイラインに戻って北上し、同じルートで御殿場ICから高速道路に入って名古屋に戻るというコース。往復約520km。
富士山が見えるとテンション↑↑
御殿場ICまで行くのに、東名高速道路を使っても新東名高速道路を使っても高速代4340円(平日)は同じですが、新東名高速道路の方が距離的に近いし、道が空いていて早く着きます。途中、いくつかのSAに立ち寄って休憩を取りながらどんどん東へ。そして富士川トンネルを抜けると、天気がよければ正面に富士山がド〜ン。ナゴヤンライダーにとって富士山はなかなか見ることのできない貴重な存在。富士山がきれいに見えるとテンションが上がります。次第に大きくなる霊峰に向かって新東名高速道路をさらに東進。
箱根スカイラインを通ってアクセス
御殿場JCTで東名高速と合流するとすぐに御殿場IC。ここで下りたら、まずはR138〜県道401経由で箱根スカイラインへ向かいます。県道401はどんどん狭い山道になっていって不安になってきますが、かまわず南下するとやがて有料道路の箱根スカイライン(バイク250円)の入口に到着。ここから5kmほど続く箱根スカイラインはバイク向きのワインディングロードになっていて快適に走れます。また、道沿いの箱根芦ノ湖展望公園からは、富士山と美しい芦ノ湖が眺められるので、ちょっとバイクを停めて展望台までテクテク。
関東ライダーにはおなじみの三国峠へ
箱根スカイラインを走り抜けるとそのまま芦ノ湖スカイラインに繋がっていきます。料金260円は終点にある料金所で支払い。ちなみに、箱根スカイラインも芦ノ湖スカイラインも125cc以下は通行不可です。芦ノ湖スカイラインもまたバイク向きのワインディングロード。アップダウンのある豪快なカーブが多いので、ビッグバイクで流すのが楽しいです。気持ち良く走っていくと、有名な三国(みくに)峠が出てくるので、ここで休憩。標高1070mの三国峠から眺める富士山や駿河湾の雄大なシーンは圧巻です。しばし言葉を失ってうっとり・・・。
三国峠を出たら、次は杓子峠へ立ち寄り
芦ノ湖スカイラインの中間辺りにあるのが杓子(しゃくし)峠。ここも富士山の裾野から駿河湾、南アルプスまでぐるっと見渡せる絶景ポイントです。また、さらに南下したところにあるレストハウスレイクビューから徒歩で山伏(やまぶし)峠展望台まで登ると、芦ノ湖とスカイラインが同時に見渡せるので要チェック。昼食なら、レストハウスレイクビューの道向かいにあるレストハウスフジビューで芦ノ湖カレー(1580円)など。味はともかく話のタネに面白いです。そして芦ノ湖スカイラインを抜けたら、芦ノ湖湖畔まで下ってUターンし、もう一度絶景ロードを走って御殿場ICに戻ります。