潮見坂(しおみざか)は、昔、東海道五十三次の白須賀(しらすか)宿にあった街道きっての絶景ポイント。東海道を京から江戸に向かう時、初めて太平洋が望めた場所で、現代でもR1の潮見バイパスのトンネルを抜けると、ここで輝く海のシーンが飛び込んできます。道の駅・潮見坂にバイクを停めて白須賀海岸まで出てみると、冬の引き締まった空気の中に広がる遠州灘と青空が気持ちイイ。また、海から昇る初日の出が見られる場所としても、地元ライダーに人気のスポットです。
名古屋からなら、まずはR1で豊橋方面に向かい、途中、豊川市の京次西交差点を右折して豊川為当インターからR23の豊橋バイパスに進み、豊橋東バイパス経由で東進。豊橋東バイパスは湖西市に入ったところでR1の潮見バイパスと合流するのでそのまま潮見坂へ。道の駅・潮見坂にバイクを停めたら、100mほど歩いて白須賀海岸の景色を堪能。あるいはバイクで2.3kmほど東の潮見ビーチへ行っても良し。昼食なら道の駅に戻って名物のしらす丼など。往復約180kmのコース。
潮見トンネルを抜ければ、潮見坂
潮見坂へはR1の一本道で行けるのですが、豊川・豊橋の市街地をパスするために、途中からR23の豊橋バイパス〜豊橋東バイパスで愛知県を抜け、湖西市に入ってR1の潮見バイパスに合流します。すぐに出てくる潮見トンネルを抜けると、下り坂の先にはハッと息を飲むような青い海。東海道の潮見坂はもう少し東にあるのですが、この周辺がいわゆる潮見坂。バイクは潮見バイパス沿いにある道の駅・潮見坂の駐車場へ。なお、潮見バイパスは自動車専用道路なので、125cc以下のバイクはR1からR42でアクセスして下さい。※豊橋バイパス〜豊橋東バイパスは50cc以下通行不可。
道の駅から歩いて白須賀海岸へ
道の駅にバイクを停めたら、さっそく歩いて目の前の白須賀海岸へ。潮見バイパスの高架下を潜れば簡単に遠州灘に面した砂浜に出られます。頭上に広がる青空と視界いっぱいの水平線が開放感抜群。足元に荒々しく打ち付ける波も新鮮なシーンで、ずっと海を眺めていたくなります。砂浜を引き返し、スロープを上がって道の駅まで戻ると、息が弾んで体もポカポカ。道の駅・潮見坂の斬新なしらすソフトクリーム(350円)も美味しく食べられます。昼食なら名物のしらす丼(860円)が一番人気。
初日の出ツーリングにもチャレンジしてみたい
道の駅・潮見坂には無料の足湯もあるので、遠州灘と潮見バイパスを眺めながら、足湯でまったり。ちなみに、1月1日は足湯もレストランも早朝6時からオープンし、約1000杯限定の甘酒も無料配布されたりします。ただ、元日は未明から駐車場が満車になるので、バイクが停められない場合はいったん道の駅をやり過ごし、次の白須賀ICで潮見バイパスを降りて側道で引き返して道の駅へ。道の駅の隣に側道から利用できる駐車場があるので狙い目です。それに、側道ならどこか道脇にバイクが停められるスペースが見つかるはず。
潮見坂は冬でも比較的温暖なので、ぜひ
また、初日の出の人混みで白須賀海岸がいっぱいの時などは、潮見バイパスの側道を東に向かって2.3kmほど走ったところにある潮見ビーチで日の出を迎えるのも手。ここも初日の出スポットとして人気です。もっとも、潮見バイパスに沿ってずっと砂浜が続いているので、どこからでも海から昇る太陽が拝めるのですが・・・。なお、夜中に走る初日の出ツーリングは別として、日中ならこの辺りは冬でも比較的温暖で、路面凍結もなく、安心してバイクで走れます。潮見坂へのツーリングは暑苦しい夏よりも断然、冬がおすすめ。防寒対策をしっかりして出かけてみて下さい。