渥美半島へ (愛知県田原市)


菜の花畑でひと足早く春の気分

菜の花まつり会場の菜の花も開花が進んでいる。遠くに見えるのは太平洋
菜の花まつり会場の菜の花も開花が進んでいる。遠くに見えるのは太平洋

愛知県で多分、一番初めに春がやってくる場所、それが愛知県南端にある渥美半島。黒潮の影響で年間を通して温暖な気候なので、いまの時期でも名古屋あたりよりずっと暖か。恒例の渥美半島菜の花まつり会場の菜の花もすでに5分咲き以上になっていて、訪れる観光客も日に日に増えてきています。さあ、いま菜の花のビタミンカラーでひと足早く春の雰囲気いっぱいの渥美半島へ、バイクでGO!


おすすめコース

名古屋からなら、R1で豊橋市役所近くの西八町交差点まで一本道。続くR259で渥美半島の田原市へ。20kmほど走って大久保南交差点で左折したら、太平洋沿いのR42に出て、太平洋ロングビーチをぐるり。そして再びR42に戻って15kmほど進めば、菜の花まつり会場。ここで菜の花畑を楽しんだあと、3.5kmほど走って恋路ヶ浜の駐車場へ。昼食もここで。せっかくなので伊良湖岬灯台を散策し、帰りは三河湾側をはしるR259を使って戻ります。往復約220kmのコース。


コーナーの先に美しい太平洋ロングビーチ
コーナーの先に美しい太平洋ロングビーチ

太平洋ロングビーチを横目に半島先端へ

R259の大久保南交差点で左折し、R42に出て半島先端方面に進むと、すぐに太平洋ロングビーチへ出る脇道が出てきます。左折して脇道に入ると突き当たりは太平洋。ここを左に少し行くとバイクと一緒に砂浜と海をバックに記念写真が撮れるのでオススメ。そして右に進むと、国内有数のサーフスポットとして知られる太平洋ロングビーチが目の前に・・・。風はまだ冷たいですが、頭上に広がる青空から光がいっぱいに降り注ぎ、気持ちが明るくなってきます。そのまま太平洋ロングビーチの横を走ってR42に戻り、さらに半島先端目指してラン。

花まつり会場で菜の花に包まれてみる
花まつり会場で菜の花に包まれてみる

菜の花のビタミンカラーは春の色

R42を15kmほど進むと、渥美半島菜の花まつり会場に到着します。バイクは無料の駐車場へ。入場も無料です。1977年から菜の花の栽培が始まった渥美半島、いまの時期、あちこちの畑で菜の花が見られますが、ここ、菜の花まつり会場は4ヘクタールの畑に約200万本の菜の花が植えられていて特に壮観です。2月上旬ではまだ5分咲き程度でしたが、中央の丘から眺める一面菜の花のシーンにすっかり春気分。ちなみに、菜の花まつりは3/31(金)まで開催中で、これからが本番。菜の花の背丈も伸び、さらに黄色いっぱいになります。

渥美半島のシンボル、伊良湖岬灯台の回りをぐるり
渥美半島のシンボル、伊良湖岬灯台の回りをぐるり

渥美半島最先端、伊良湖岬灯台もチェック

菜の花まつり会場からR42をさらに進み、渥美半島先端部にある恋路ヶ浜の駐車場へ。駐輪無料。平日でもたいていバイクが停まっているので、寒い中を走ってきても仲間を見つけたようでちょっと嬉しくなります。せっかくなので、駐車場から恋路ヶ浜に降りて波打ち際を散策。この時期、風が強く、思ったより激しい波が打ち寄せています。さらに先に進んで、整備された散策路を通って伊良湖岬灯台までテクテク。波しぶきを避けながら白亜の灯台の回りを1周すれば、これで渥美半島最先端を制覇。


渥美半島で見つけた
菜の花まつり会場維持のため、100円の募金を
菜の花まつり会場維持のため、100円の募金を
菜の花畑をバックに、フォトスポットでパシャ!
菜の花畑をバックに、フォトスポットでパシャ!
渥美半島名物、大アサリも食べたい。3個500円
渥美半島名物、大アサリも食べたい。3個500円


大あさりカリカリ丼。貝汁と佃煮、漬物付きで950円
大あさりカリカリ丼。貝汁と佃煮、漬物付きで950円

昼食が済んだら寒くなる前に急いでリターン

恋路ヶ浜の駐車場には食事処が数店あるので、ここで昼食を。今回は「大あさりカリカリ丼」をチョイス。大あさりは渥美半島の名物のひとつなのです。衣をつけて揚げた大あさりが珍味。ちなみに、今年も渥美半島の36店ほどが地元の魚介類や肉、野菜などを使った丼を提供する企画「渥美半島どんぶり街道」に参加しているので、ネットで店をチェックして好みの丼を食してみるのも一興。店頭の黄色いのぼりが参加店の目印です。そして昼食が済んだら、早めに帰路に・・・。常春の渥美半島といっても今の時期は日が傾くとかなり冷えてくるので注意です。