岩屋ダム (岐阜県下呂市)


湖畔道路が楽しい岩屋ダムツーリング

岩屋ダム展示館の屋上から岩屋ダムとダム湖、そして湖畔道路をみる
岩屋ダム展示館の屋上から岩屋ダムとダム湖、そして湖畔道路をみる

岐阜県下呂市にある「岩屋ダム(いわやだむ)」は、木曽川水系の馬瀬川(まぜがわ)に造られたロックフィルダム。高さ127.5mの巨大な台形の堤体が特徴です。そして、この岩屋ダムによってできたダム湖に沿って続く湖畔道路がワインディングロードになっていて、昔からライダーに人気。岩屋ダムを経由してせせらぎ街道に抜けられるし、郡上八幡方面の寄り道としても良い位置なので、ツーリング+ワインディングロード好きなライダーにおすすめです。


おすすめコース

名古屋からなら、まずはR41で北上して岐阜県に入り、七宗町、白川町などを抜けて下呂市へ。そして下呂市金山町の下妙見町交差点でR41から県道86に左折。県道86を10kmほど走ると岩屋ダム・金山湖キャンプ場の看板がある三叉路が出てくるので、ここで右折。あとは道なりに5.7kmほど北上すれば岩屋ダムに到着。岩屋ダム展示館で休憩した後、湖畔道路を13kmほど走って、美輝の里ホテル美輝で昼食など。名古屋から岩屋ダムまで約95kmのコース。


七宗町の飛水峡に沿ってR41が続いている
七宗町の飛水峡に沿ってR41が続いている

飛騨川沿いのR41で北上

アクセス道路のR41は、七宗町辺りから飛騨川の渓谷を眺めながら走るルートになり、バイクで流していても気持ち良いです。信号もほとんどなく、ストレスなく走れるはず。R41から県道86に移っても流れがよく、思ったより早く岩屋ダムに到着します。残暑厳しい時期なら、早朝に出発して、涼しいうちに走り切ってしまう手もおすすめ。ちなみに岩屋ダムは紅葉の名所でもあり、秋は特に景色が美しいですが、走りメインのライダーなら路面が凍結する真冬以外、いつ行っても楽しいです。

堤体表面に岩石が積まれた巨大な岩屋ダム
堤体表面に岩石が積まれた巨大な岩屋ダム

迫力ある岩屋ダムでパシャ

巨大な台形のロックフィルダムである岩屋ダムは、どこか古代遺跡のような迫力があります。ダムの上をバイクで走ることも可能で、ガードレール代わりに置かれた巨岩を入れ込んで、美しいダム湖をバックに記念写真を、というのがツーリングライダーの定番。ちなみに岩屋ダムによってできたダム湖には東仙峡金山湖(とうせんきょうかなやまこ)という名前がついています。この金山湖の東側の湖畔道路を300mほど進むと岩屋ダム展示館。駐車場や公衆トイレ、自販機があるのでちょっと休憩してみます。ダムカードもここでゲット。

高さ127.5m、堤上道路からの眺め
高さ127.5m、堤上道路からの眺め

ダム見学もそこそこに湖畔道路を走る

岩屋ダム展示館の屋上は展望台になっていて、岩屋ダムと金山湖、そして湖畔道路を一度に眺められる絶好のビューポイントになっています。ちなみに、道路を渡って崖の階段を登ると山の上にも展望台がありますが、展示館屋上からのシーンの方が絵になります。休憩が済んだらさっそく湖畔道路をラン。走っている最中、金山湖はほとんど見れませんが、ライダーなら延々と続くコーナーがあればそれで良いのです。道幅は狭いものの、路面は比較的きれいで250ccクラスなどはワクワクしながら走れるはず。


岩屋ダム周辺で見つけた
ダムカードは岩屋ダム展示館で1人1枚自由に持ち帰りOK
ダムカードは岩屋ダム展示館で1人1枚自由に持ち帰りOK
東仙峡金山湖の美しいシーン。湖畔道路途中の馬瀬大橋で
東仙峡金山湖の美しいシーン。湖畔道路途中の馬瀬大橋で
1日15食限定の岩屋ダムカレー(1540円)も記念に
1日15食限定の岩屋ダムカレー(1540円)も記念に


ライダー向けの湖畔道路だが、くれぐれも安全運転で
ライダー向けの湖畔道路だが、くれぐれも安全運転で

近場なので、岩屋ダムからさらにツーリングも

湖畔道路で金山湖を遡ったら、そのまま馬瀬川沿いを13kmほど走って道の駅・馬瀬美輝の里で休憩。ちなみに、この道の駅にあった無料の足湯は廃止になっています。せっかくなので昼食は、そこから少し山を登ったところにある美輝の里ホテル美輝でダムカレーなど。鮎のフライ、から揚げ、温泉たまご、生野菜で岩屋ダムをイメージしたカレー丼です。馬瀬川名物の鮎が使われているのがユニーク。帰りはさらに北上を続けてR257でせせらぎ街道に向かうのも良し、UターンしてR256で西へ向かって、郡上八幡方面へのツーリングに切り替えても良いでしょう。

金山湖がチラリと見えるコーナー。注意をうながす段差舗装はそれほど気にはならない
金山湖がチラリと見えるコーナー。注意をうながす段差舗装はそれほど気にはならない