吉良(きら)ワイキキビーチは、愛知県西尾市吉良町にある宮崎海水浴場と恵比寿海水浴場のことなのですが、2006年にハワイ州観光局より正式に承諾を得て、吉良ワイキキビーチと名乗っています。夏は海水浴客で賑わうこの愛知のワイキキも、今の時期は閑散としていて、駐車場も無料。青い空と海、そして砂浜とヤシの木の素敵なリゾートシーンを眺めながら、まったりと過ごせるスポットとなっています。この春、ふらっとソロツーリングする目的地としてぴったり。
名古屋からなら、まずはR23バイパスに入って西三河地区を東進し、西尾東ICでR23バイパスの高架を降りて県道383へ。県道383を南に走ったら、あとは道路標識に示された「吉良」への矢印に従って県道310、県道42と進んで南下。そしてR247に出たところで左折し、1.7kmほど先の吉良温泉入口交差点で県道316に右折したらすぐに吉良ワイキキビーチに到着。西尾東ICからは14kmほどの道のり。名古屋から約60kmのコース。
春の海に会いたくなったら
最近ではマップにも吉良ワイキキビーチの名前が表示されているので、分かりやすいはず。また、この辺りは吉良温泉郷となっているので、「吉良温泉」の案内表示も目印になります。いずれにしろ、西尾東ICから南方向に走れば必ず三河湾に突き当たるので迷う不安はなし。三河湾に沿ってはしるR247から県道316に入ると、道沿いにヤシが立ち並んでいてリゾートっぽい雰囲気が漂ってきます。モーターボートが係留された港のシーンもいい感じ。吉良ワイキキビーチに到着したら、まずは宮崎海水浴場の方をチェックしてみます。
ライダーなら暑い夏より、今の時期
東にあるのが宮崎海水浴場で、吉良サンライズパークを挟んで西にあるのが恵比寿海水浴場。この2つの海水浴場が吉良ワイキキビーチです。海水浴シーズン(7/1〜8/31)だと、駐車場が有料になったり、休憩所があちこちにできて混雑する吉良ワイキキビーチも、オフシーズンはがらんとした感じ。少し湾曲した砂浜と吉良温泉のビル群、そしてヤシの木がどこかハワイっぽいといえばそうかも。さしずめ遠景の山がダイヤモンドヘッド? そんなことを思いながら、宮崎海水浴場のベンチでくつろいでみます。
静かな波打際をぶらぶら
宮崎海水浴場にはいまの時期でも浜辺のカフェがオープンしているので、テラス席でティータイムというのもいいかも。また、浜辺を見下ろす山腹にある和カフェも有名で、こちらも三河湾を眺めながら贅沢な時間を過ごせます。でも、ライダーならコンビニで買った缶コーヒーを片手に、バイクの横でコーヒーブレイクというのが一番似合うかも・・・。砂浜に足跡をつけながら、穏やかな波打際を散策するのも新鮮な感覚です。海のきれいさもまずまずだし、なにより明るく広々とした空間が気持ちイイ。
自由に行動できるソロツーリングでふらっと・・・
宮崎海水浴場を散策したら、バイクに乗って西の恵比寿海水浴場もチェック。浜辺の後ろに広い駐車場があります。ライダーにおすすめなのはこの恵比寿海水浴場の方で、空いている今の時期、駐車場から海を見渡せる歩道までバイクを押して行けます。ここでヤシの木と砂浜をバックに愛車の写真をパシャ。帰りは一旦、R247まで戻って西へ走り、西尾市一色町の一色さかな広場で休憩。せっかくなので、三河湾の海の幸のお土産を買ってもいいし、うなぎ産地の一色町らしく、本館内にある食事処でうな丼(2切れ・980円)を味わってもみるのもいいでしょう。