岐阜県中津川市の付知峡(つけちきょう)は、木曽川の支流・付知川の源流にある峡谷。名古屋から近場ですが、それでも気温が5℃ほど低く、夏のプチツーリングの目的地としてオススメ。特に、エメラルドグリーンに輝く清流は一見の価値ありで、その上を渡ってくる谷風も天然のクーラーのようで気持ちイイ!! また、不動滝などのダイナミックな滝がいくつかあって、峡谷の散策路を歩きながら滝巡りをするのも楽しいのです。さあ、夏の暑さなんかにめげず、付知峡まで走れッ!
名古屋からなら、まずは中央自動車道で中津川ICに向かってラン。並走するR19で行ってもOK。中津川ICからR19に下りて100mほど先の分岐路を左に進み、R257に入ったら、あとはR257(途中R256と重複)を28kmほど北上。そして付知峡口交差点で右折し、県道486で3.5kmほど走れば付知峡に到着。昼食は本谷オートキャンプ場近くの食事処で。その後は不動滝などを散策。帰りは再びR257に出て北上を続け、下呂市からR41で名古屋に戻るというコース。往復約200kmです。
近場なので、朝、のんびりと出発してもOK
中津川ならあっと言う間。下道のR19で走って行ってもスムーズですが、日が高くなってくると信号待ちで停まるたびに暑いので、出来れば中央自動車道で中津川ICまでノンストップで。中津川ICからR19に下り、R257に入れば少し気温も下がる気がします。前方には緑の山と夏の空。そのままR257をひた走り、付知峡口交差点で右折したら、すぐに付知峡です。あちこちにキャンプ場が点在していますが、どんどん奥へ進んで行って、本谷オートキャンプ場近くの食事処まで行ってみます。
川床に立てられたテラス席で涼みながら・・・
食事処(詳しくはネットでチェック)の無料駐車場にバイクを停めたら、峡谷に架かる吊橋を渡って対岸の建物へ。川床に建てられたテラス席に陣取ると、清流を渡ってきた風がひんやりとして気持ちイイ! 昼食は名物の岩魚そば(1500円)など。幻の魚ともいわれる岩魚は、平均水温15℃前後の冷たい谷水を利用し、ここで卵から育てられたモノ。その岩魚の甘露煮や岩魚の天ぷらが乗ったそばはちょっと他では食べられない逸品でした。なにより、目の前の美しいエメラルドグリーンの清流を眺めながら食べるシチュエーションがオツ。
観音滝や不動滝もチェック
食事が済んだら、吊橋横の階段を下りて付知川の間近へ。川の色が見た事もないような美しい色でホントにびっくり。ちなみに、付知川はその澄み切った清流から「青川」の異名があるそうですが、なるほど〜と納得。そして再びバイクに乗って、不動滝方面へ。2kmほど走ると無料駐車場が出てきますが、そこが不動滝への散策路入口。食事処もあって、流しそうめん(750円)も味わえたりします。これも夏の思い出に良いかも。さっそく散策路を下っていくとそこは杉の大木が立ち並ぶ薄暗い峡谷。強い日差しも遮られ、響いて来る水の音が涼しげです。
付知峡の滝も要チェック
不動滝の案内看板に従って進んで行くと、まずは見栄えのする観音滝を発見。この滝壺も美しいエメラルドグリーン! 観音滝の10mほど右側にダイナミックな不動滝があります。ただ、上から眺めるだけで滝下に行けないのが残念。また、散策路を奥に進んだところにある仙樽滝も有名ですが、現在、落石の危険があるため滝下に近づけないよう通行止めになっています。吊橋を渡って上からの眺めで我慢して下さい。滝巡りを済ませたら、帰りはR257からR41に出て名古屋へリターン。道中はやっぱり暑いですが、距離が短いプチツーリングコースなのでそんなに苦ではないはずです。