長野県南部にある「駒ヶ根市(こまがねし)」は、中央アルプスと南アルプスを望む自然豊かな街。その二つのアルプスの景色も魅力ですが、駒ヶ根市といえば、B級グルメの駒ヶ根ソーツカツ丼も有名でそそられます。中央道を使えば駒ヶ根市まで思った以上に早く、そして楽に行けるので、ソーツカツ丼を食べにちょっと駒ヶ根まで・・・なんていうランチツーリングもアリ。市内34の店舗で提供されているので、事前に店舗情報等をチェックして出かけてみてください。
名古屋ICからなら、まずは東名高速道路の小牧JCT経由で中央自動車道に入り、そのまま中央自動車道で岐阜県を北上。恵那山トンネルを抜けて長野県に入ったら42kmほどで駒ヶ岳(こまがたけ)SAが出てくるので休憩。そしてすぐ先の駒ヶ根ICで降りればそこが駒ヶ根市街。名古屋ICから約140kmのコース。高速道路を使わないのなら、下道のR153を使って豊田市の稲武地区を抜けて長野県に入り、そのままR153を延々と走って行けば駒ヶ根市に到着。下道だと名古屋IC辺りから約152kmのコース。
高速道路で一気に
駒ヶ根市まで中央道を使えば思った以上に早く行けます。中津川市を過ぎ、恵那山トンネルを抜ければもう長野県。視界が開け、やがて前方に南アルプスが見えてきます。長野県に入って45kmほど走り続ければゴールの駒ヶ根ICなのですが、その手前3.3kmほどにある駒ヶ岳SAであえて休憩。この駒ヶ岳SAからは中央アルプスと南アルプス両方の美しい景色が眺められるので要チェックです。また、駒ヶ岳SAのレストランでお手軽に駒ヶ根ソーツカツ丼体験を済ませてしまう手もあり。
走りを楽しみたいならR153で
駒ヶ根市まで高速道路を使わずに下道で行くなら、猿投グリーンロードからR153に入り、あとはR153を延々と走っていけばOK。豊田市の稲武地区を抜けて飯田方面へと続くR153は、信号が少なく、またライダー好みのワインディングロードとなっていて、走っていて楽しい道です。高速道路だと単調すぎるし、料金も高額なのでちょっと・・・というライダーにR153コースはおすすめ。ただし、中央道を使うコースに比べ、時間は倍以上かかります。
さっそくソースカツ丼を食す
駒ヶ根ICを降りたら、右折してそのまま中央アルプス通りを西進。2.1kmほど走ると、昔からライダーに人気の喫茶ガロがあるので、ここで名物のソースカツ丼ヒレ肉(1690円)を食べてみます。ちなみに駒ヶ根ソースカツ丼とは、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に秘伝のソースにくぐらせたカツを載せた丼のこと。各店ごとに特徴がありますが、喫茶ガロはSNS映えするメガ盛りが特徴です。喫茶ガロが混雑して入れなかったら、道向かいにある明治亭の中央アルプス登山口店へ。こちらもロースソースかつ丼(1630円)が美味い人気店です。
養命酒の工場見学もして名古屋へ
駒ヶ根ソースカツ丼を堪能したら、中央アルプス通りをさらに進んで駒ヶ根橋まで走ってみます。この先には中央アルプスの千畳敷カールへ行くロープウェイ乗り場がありますが、一般車両で行けるのは駒ヶ根橋まで。記念写真を撮ったら、少し下流にあるこまくさ橋からの景色も綺麗なので寄ってみます。吊り橋のたもとから太田切川(おおたぎりがわ)に降りて清流に手を浸してみると、我慢できないくらいの冷たさにびっくり。
駒ヶ根市といえばもう一つ、養命酒の駒ヶ根工場も有名。養命酒の製造工程を無料で見学できるので行ってみます(予約不要)。場所は駒ヶ岳SAのすぐ隣りの位置。工場見学のあと、帰りは駒ヶ岳SAに併設されている駒ヶ岳スマートICから中央道に入れるのでスムーズです。