金華山(きんかざん)ドライブウェイは、岐阜県岐阜市にある金華山南側の山中をはしるワインディングロード。5kmほどの無料のコースとなっています。ただ、道幅がかなり狭く、落ち葉もあったりして、コーナーを攻めるというのは不可。途中と終点にある2つの展望台からの眺めを楽しみに行くのが正解です。ドライブウェイからの展望をチェックしたら、せっかくなので金華山ロープウェーで金華山頂上まで登り、ここからの眺めも体験。岐阜市の人気展望台スポットを一気に堪能してみてください。
名古屋からなら、まずはR22に入って北上。木曽川を渡って岐阜県に入り、岐南ICを越えるとR22はそのままR156になるので、R156でさらに北進。岐阜競輪場辺りでR156の側道に入ったら、岩戸森林公園まで細い路地を進み、そのまま金華山ドライブウェイへ。途中の第二展望台をチェックしつつ終点の水道山展望台まで3.5kmほど走ったら、入口まで引き返して、そこから金華山をぐるっと回るカタチで金華山ふもとの岐阜公園へ。バイクを駐輪場に停めたら金華山ロープウェーで金華山に登り、展望デッキからの絶景を堪能。昼食もここで。金華山ドライブウェイの水道山展望台まで往路約35kmのコース。
岩戸森林公園方面からドライブウェイへ
R156の側道を進んで行くと、やがて岩戸(いわど)森林公園が出てきます。ここからもうすでに金華山ドライブウェイ。夜9時から翌朝7時まで夜間通行止めですが、昼間のツーリングなら気にせずそのまま進んでいきます。ゲートを通過するとすぐにヘアピンカーブの連続。道幅は狭く、落ち葉も多いのでとても飛ばす気にはなりません。その上、ハイカーが道の真ん中を歩いていることもあるので十分注意を。でも、のんびり行こうと割り切って走れば、これはこれでけっこう楽しい道。
第二展望台が一番絵になるスポット
ドライブウェイの所々にある駐車スペースは、たいていは木々に囲まれた展望イマイチな場所。ただ、ページトップの写真にある駐車スペースからは、崖の上の大岩まで歩いて行けて、ワイルドな場所からの眺めが味わえます。ここは穴場展望スポットなので、ぜひ。再びドライブウェイを走り出すと、今度は一番絵になる金華山ドライブウェイ第二展望台が出てきます。ヘアピンカーブの外側に通路が突き出ていて、まるで空中に浮いているようなロケーションがユニーク。駐車スペースがないですが、皆、道端にバイクやクルマを停めて記念写真を撮っています。
終点の水道山展望台でUターン
第二展望台からさらに進むと、終点である水道山展望台につながる道と、岐阜公園側に降りていく道の分岐点が出てきます。平日ならこの分岐点から岐阜公園側に降りてドライブウェイから出られるのですが、土日祝は上りの一方通行規制あり。なので、また来た道を引き返して岩戸森林公園側のゲートから出ることになります。その前に、分岐点から水道山展望台方向に進んで、終点の水道山展望台へ。ここからの眺めも解放感いっぱいで気持ち良いです。金華山ドライブウェイの展望台を楽しんだ後は、金華山頂上付近にある展望デッキにも行ってみます。
展望デッキからの眺めが最高
岩戸森林公園側ゲートを出たら、まずは金華山をぐるっと回るカタチで岐阜公園へ。クルマだと有料駐車場に停めたりして大変ですが、バイクなら公園内にある無料駐輪場にすんなり停められます。さっそく公園内にある金華山ロープウェー(往復1100円)に乗って、金華山頂上付近にある展望レストランまで一気に「登山」。この展望レストランの屋上にある展望デッキからの眺めが最高で、実は今回紹介した展望スポットの中で一番の絶景なのです。山頂の岐阜城天守閣からの眺めよりも良いので、ここはぜひ押さえておきたいオススメの展望スポット。昼食なら、展望レストランで人気の信長どて丼など。ガラス越しに岐阜市街地を見下ろしながら食べるのがまたオツなのです。