静岡県浜松市浜名区にある竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)は、1981年に発見された総延長1,046mの鍾乳洞。そのうちの400mほどが1983年から一般公開されています。洞内は夏も冬も平均気温18℃で、夏はクーラーが効いたように涼しく、冬は逆に暖かく感じられる観光スポット。今の時期、洞内に入れば、ライディングで火照った身体もしっかりクールダウンします。ライダーの間で有名なワインディングロード・奥浜名オレンジロードを走ってアクセスし、涼しい竜ヶ岩洞を観光してみてください。
名古屋からなら、まずは東名高速道路で静岡方面へ。名古屋ICから75km先の三ヶ日ICで降りたらすぐに県道308に左折し、そこから奥浜名オレンジロードに入って、16.5km先の終点までラン。すると県道303に突き当たるので右折し、あとは案内看板に従って1.6kmほど走れば竜ヶ岩洞に到着。竜ヶ岩洞観光を終えたら、再びバイクに乗り、7kmほど南にある浜太郎 餃子センターで昼食。帰りはまた三ヶ日ICから戻っても良いし、北上して浜松いなさIC経由で新東名を使って戻るも良し。名古屋から片道約100kmのコース。
東名高速で三ヶ日ICへ
いまの時期、バイクで走るのはかなり暑いので、気温が上がり切らない朝早めに出かけるのがおすすめです。東名高速で一気に三ヶ日ICまで走れば、暑さもそれほど苦にならないはず。その先の奥浜名オレンジロードも風を切ってノンストップで走れます。奥浜名オレンジロードはみかん畑の農作業のために造られた広域農道ですが、コーナーが連続するワインディングロードとなっていて、ライダーたちのお気に入りのルート。入口を見落としやすいので、事前にマップで確認しておいてください。
オレンジロードを抜ければ、すぐに竜ヶ岩洞
奥浜名オレンジロードは農繁期以外は交通量が少なく走りやすい道。ただ季節によっては落ち葉が多かったりするので注意してください。また、取締りが入ることもあるのでスピードの出し過ぎにも注意。ゆっくり走っていても16.5kmのワインディングロードは走り応えがあります。奥浜名オレンジロードを抜けたら、もう竜ヶ岩洞はすぐそこ。到着したら無料駐車場にバイクを停め、鍾乳洞入口横の自販機で洞内見学チケット(1,000円)を買って、さっそく鍾乳洞の中へ。
洞窟探検気分で奥へ
洞内は天然のクーラーが効いていて、汗が一気に引いてくれます。竜ヶ岩洞の鍾乳石は小ぶりで数も少なめですが、狭い通路を体を屈めながら洞窟に潜って行くのは探検気分でワクワク。ハイライトは洞内奥にある落差30mの大滝で、天井の岩穴から降り注ぐ大量の地下水の飛沫を避けるように階段を降りて行きます。そして25分ほどかけて出口まで辿り着く頃には身体はすっかり冷えていい感じ。鍾乳洞を出たら、目の前の広場にある無料の「ようきた洞」にも入ってみます。
珍しい足水やコウモリの食事ショーも体験
ようきた洞の階段を降りていくと「足水」があるので、ベンチに座って鍾乳洞から流れ出た冷水に足を浸してみます。水温15℃ほど。5分も浸けていられないほどの冷水でさらにクールダウンしたら、鍾乳洞入口に戻って「コウモリのふれあいお食事ショー(11:00と14:00に開催)」もチェック。ガラス越しですが、フルーツコウモリがリンゴやバナナ、ゆで卵などのエサ目当てに飼育員に群がる珍しいシーンが見られます。
ライダーの昼食なら、せっかくなので浜松グルメをチョイス。再びバイクに乗って7kmほど南下し、浜太郎 餃子センターで浜松餃子を食してみます。円形に焼かれた餃子と真ん中のもやしがいかにも浜松餃子らしい見た目。野菜多めで優しい味なので、多めに注文しても完食できるでしょう。