九頭竜湖 (福井県大野市)


そして道の駅 九頭竜から恐竜博物館方面へ

山と湖の風景が美しい九頭竜湖。湖沿いに続くR158は土日でも比較的スムーズに走れる
山と湖の風景が美しい九頭竜湖。湖沿いに続くR158は土日でも比較的スムーズに走れる

福井県大野市にある九頭竜湖(くずりゅうこ)は、九頭竜ダムによって出来た日本有数の広さを持つ人造湖。岐阜県との県境近くの山間部にあって、湖沿いに続くR158がライダー向きの気持ちの良いワインディングロードとなっています。九頭竜湖の四季折々の山の風景と美しい湖面を眺めながら走れるということで、福井ライダーはもちろん、県境の油坂峠を越えて岐阜方向からのライダーも多く訪れるツーリングスポットがここ。九頭竜湖の先にある道の駅 九頭竜まで走って引き返しても良いし、さらにR158を進んで道の駅 恐竜渓谷かつやま、そして福井県立恐竜博物館まで足を伸ばすのもアリです。


おすすめコース

名古屋からなら、まずは岐阜県の関市辺りからR156に入って北上。長良川沿いに続くR156で白鳥町まで走ったらR158の白鳥ループ橋に入り、すぐに白鳥西ICから中部縦貫自動車道(R158バイパス)へ。そのまま福井県に入って5kmほどR158を進めばすぐに九頭竜湖。湖沿いを10kmほど走り、九頭竜ダムもチェック。その後、5.6kmほど先の道の駅 九頭竜まで行ってUターン。時間があればさらにR158を36kmほど走って道の駅 恐竜渓谷かつやまで昼食。そしてその先のホワイトザウルスや福井県立恐竜博物館の野外無料エリアも観光。道の駅 九頭竜までなら往復約270km、恐竜博物館までなら往復約410kmの日帰りコース。


ユニークな白鳥ループ橋で360度旋回
ユニークな白鳥ループ橋で360度旋回

白鳥ループ橋を目指して

九頭竜湖へは、福井と岐阜との県境である油坂(あぶらさか)峠を越えてアクセスします。まずは岐阜県の白鳥町までR156で北上していくのがライダーの定番。長良川沿いの気持ちの良いR156を延々と北に走って行くとやがてR158の白鳥(しろとり)ループ橋が出てきます。このループを駆け上り、そしてすぐ先の白鳥西ICからR158バイパスでもある中部縦貫自動車道に入って油坂峠を越えます。ちなみにこの区間の中部縦貫自動車道は無料ですが、自動車専用道路なので125cc以下のバイクはそのまま旧道で油坂峠を越えてください。

深い山々に囲まれている九頭竜湖
深い山々に囲まれている九頭竜湖

福井県に入ればすぐに九頭竜湖

県境から5kmほど進めばもう九頭竜湖の東端地点。湖沿いに続くR158は適度なワインディングロードで、ペース良く進んで行けます。しっかり風景を楽しむなら、九頭竜湖に架る夢のかけ橋へちょっと寄り道を・・・。瀬戸大橋の試作として作られたこの吊り橋は交通量がほとんど無く、バイクを停めて記念写真を撮る絶好の場所となっています。再びバイクに乗ってR158を7kmほど進み、高さ128mの巨大なロックフィルダムの九頭竜ダムもチェック。そこからさらにR158を5.6kmほど走れば、ライダーに人気の道の駅 九頭竜に到着。

九頭竜ダムの駐車場でもパシャ
九頭竜ダムの駐車場でもパシャ

必ず寄りたい人気の道の駅

道の駅 九頭竜は、福井市街地方向から九頭竜湖を目指すライダーと岐阜方向から九頭竜湖にやってきたライダーの双方が集まる人気の道の駅。そのため、土日などはクルマよりバイクの数の方が多くなるほど。また、動く恐竜モニュメントも有名で、親子のティラノサウルスの前で九頭竜湖ツーリングの記念写真を撮って、ここでUターンして戻るライダーも多いです。恐竜王国と呼ばれる福井にせっかく足を踏み入れたなら、恐竜モニュメントは要チェック。ちなみに、動く恐竜モニュメントは積雪による損傷を防ぐため、例年11月下旬〜4月上旬は倉庫に保管されます。


福井で見つけた
道の駅 恐竜渓谷かつやまのラプトルバーガーセット(1200円)。恐竜に見える?
道の駅 恐竜渓谷かつやまのラプトルバーガーセット(1200円)。恐竜に見える?


道の駅 九頭竜の動く恐竜モニュメントは15分間隔で親子ティラノサウルスが動く、吠える!
道の駅 九頭竜の動く恐竜モニュメントは15分間隔で親子ティラノサウルスが動く、吠える!

恐竜王国 福井らしいスポットも

道の駅 九頭竜でUターンすれば余裕を持った九頭竜湖ツーリングコースとなります。でも時間があるならそのままR158を進み、隣りの勝山市まで行って「道の駅 恐竜渓谷かつやま」で恐竜の頭を模したラプトルバーガーを食べ、そして2.6kmほど先にある巨大な白い恐竜のオブジェ「ホワイトザウルス」の前で記念写真を撮ったら、さらにその先にある「福井県立恐竜博物館」の館外無料エリアまで足を伸ばすというコースもおすすめ。恐竜博物館は基本、入館するのに事前に日時指定の観覧券を購入する必要がありますが、観覧券無しでも、実物大のティラノサウルス像などがある館外の無料エリアには入れるので、行ってみると記念になります。

 

ちなみに今秋、道の駅 九頭竜辺りに九頭竜ICができて、R158バイパスでもある中部縦貫自動車道(無料)を使って道の駅 恐竜渓谷かつやま辺りまで一気に行けるようになります。九頭竜湖ツーリングに恐竜博物館までのルートを組み込む参考にしてみてください。

九頭竜湖に架る「夢のかけ橋」。ちょっとバイクを停めて九頭竜湖の風景を堪能してみる
九頭竜湖に架る「夢のかけ橋」。ちょっとバイクを停めて九頭竜湖の風景を堪能してみる