紅葉の曽木公園、逆さモミジを見に行く
曽木公園(そぎこうえん)は、岐阜県土岐市にある市営の公園。紅葉の時期には大小8つほどある池に赤く色づいたモミジが映り、いわゆる「逆さモミジ」が楽しめる紅葉の名所です。ただ、本当に美しい逆さモミジが見れるのはライトアップされた夜間で、そのライトアップも昨年で最後となってしまいました。ですが、昼間にツーリングするライダーには関係なし。曽木公園の紅葉は昼間でも十分美しいし、何より周辺にはツーリング向きの楽しいルートが広がっているので、紅葉の見頃時期を見計らって出かけてみてください。
名古屋からなら、まずは名古屋長久手線で東進し、八草ICでR248に入って瀬戸方面へ北上。R248を10kmほど走り、品野交番前交差点で右折してR363に入ったらそのまま東進。そして17kmほどR363を進めば道沿いにある曽木公園に到着。曽木公園の紅葉を観光したら、さらにR363を東に走り、県道33に入って道の駅 おばあちゃん市・山岡で休憩。昼食なら県道33を進んだ先にある食事処 野内で人気のカツ丼など。最後は岩村町まで東進して岩村城跡も見学してみるというコース。名古屋から曽木公園まで片道約42km。
ライダーに人気のR363でアクセス
R248の品野(しなの)交番前交差点からR363に入り、東海環状自動車道の高架下をくぐり、雨沢(あまさわとうげ)を越えると岐阜県土岐市。R363は信号もほとんどないし、気持ちの良いワインディングロードなので走っていて楽しいです。みくに茶屋を過ぎ、さらに東進を続けるとやがてR363沿いに見えてくるのが曽木公園。向いには土岐市の日帰り温泉施設・バーデンパークSOGIがあるので良い目印になります。バイクは曽木公園の無料駐車場に駐輪。なお、バーデンパークSOGIの道沿いの駐車場も利用可です(上段駐車場は温泉施設専用駐車場)。
日本紅葉の名所100選のスポット
広さ16300平方メートルほどの曽木公園にはいくつもの池があり、秋になると紅葉したモミジがその池面に映って、SNS映えする「逆さモミジ」が見られます。ただこの逆さモミジ、ライトアップされた夜間こそ美しく映えるのですが、長年地元民のボランティアで続けられてきたライトアップが高齢化で困難になってしまい、惜しまれつつ2023年で終了。ライトアップされた逆さモミジは見れなくなったわけですが、2010年に日本紅葉の名所100選にも選ばれている曽木公園の紅葉は、昼間でも十分見応えあります。
散策しながら逆さモミジを探してみる
バイクを駐車場に停めたら、公衆トイレ横にある入口から園内へ。点在する池の周りに散策路があるので、紅葉を眺めながら奥に進んで行きます。ちなみに、入口に近い一番大きな池は、泥が堆積してしまったため、今年は水が張られていません。その他の池には水が張ってあるので、いい感じに水面に映る逆さモミジを見つけて写真をパシャ。そんなに広くない公園なので最奥まで往復しても時間はかかりません。なお、見頃になったかどうかは、来園者がSNSにアップするリアルタイムな投稿写真等でチェックしてみてください。
あちこちの紅葉スポットを巡るのもイイ
曽木公園で紅葉を楽しんだら、再びバイクに乗ってR363を東へ。そこから小里川ダムの堤頂を渡って県道33へ入ればすぐに道の駅 おばあちゃん市・山岡があるので休憩。巨大木製水車の脇の木々も紅葉して綺麗です。昼食なら、さらに県道33を東に進んで食事処 野内でカツ丼(1000円)など。ツーリングライダーにも人気の店です。そして最後は岩村町まで東進して岩村城跡をチェック。紅葉の時期、真っ赤なモミジが城跡の石垣を彩っているはずです。
また、曽木公園からR363を3kmほど東進し、世界一の美濃焼こま犬のある交差点を右折してR419に入り、7kmほど南下すれば川見(せんみ)四季桜の里なので、ここで秋に咲く桜と紅葉のコラボレーションを楽しむもオススメです。
