SNSで話題の山奥のドライブインへ
かもしかドライブインは、岐阜県八百津町(やおつちょう)にある無人のドライブイン。ドライブインといっても、ガソリンスタンド跡地に自販機と電子レンジ、イス、テーブルが置いてあるだけの休憩所で、トイレもありません。でも、それを面白がったライダーやドライバーがSNSで拡散。2022年12月にオープンして以来、訪れるライダーも増えている話題のスポットです。かもしかドライブインに行くまでのルートが山の中のワインディングロードで楽しいし、自販機のハンバーガーを食べるだけのためにわざわざ八百津町の山奥まで走る・・・なんていうツーリングもまた一興です。
名古屋からなら、まずは中央自動車道を使って恵那ICまで46kmほど高速ラン。恵那ICで県道68に降りたら北上し、13kmほど先で県道402に左折。しばらくして出てくる坂折棚田を観光したら、そのまま県道402で八百津町に入り、県道353に左折。そして4kmほど南下したところにある潮見小学校展望台をチェックして、さらに県道353を走って行けばすぐにかもしかドライブイン。ハンバーガーを食し、その先のしおなみ山の直売所でトイレ休憩。帰りは直売所の先でR418に右折して名古屋方面へ。片道約90kmのコース。
まずは恵那IC辺りを目指して
恵那ICまで中央自動車道を使えばあっと言う間。ちなみに、中央自動車道に並行してはしるR19を使って恵那IC辺りまで進んでもスムーズだし、三河方面からならR257を使って恵那ICへ向かうルートもバイク向きのワインディングロードでおすすめです。恵那ICを出たら県道68で北上。この県道68は緑に囲まれた山間部をはしるルートで気持ちいいです。13kmほど県道68を北上すると坂折棚田(さかおりたなだ)の案内標識があるので、ここで左折して県道402へ。そしてヘアピンカーブをいくつか抜けると坂折棚田が見えてきます。
山の中に続く県道402を進む
江戸時代初期から作られた400年の歴史がある坂折棚田は、日本の棚田百選に認定された美しい棚田。展望広場にバイクを停めてこの日本の原風景をしばし堪能してみます。再びバイクに乗ったらそのまま県道402を先へ。道は極端に狭くなったり、高低差のあるヘアピンカーブなどが次々に出てきてトリッキーですが、山の中にしては路面は悪くないし、バイクなら対向車とのすれ違いも苦にならないので楽しいです。そして県道402から県道353に入れば、目的地はもうすぐ。
これでドライブインを名乗るのがすごい
かもしかドライブインの手前800mほどに潮見(しおみ)小学校展望台があるのでちょっと立ち寄り。2023年3月に廃校になったこの小学校跡には展望台があって、設置された望遠鏡(無料)から条件が良ければ伊勢湾も見えるのでチェックしてみてください。展望台を出たらいよいよ目的地のかもしかドライブインに到着。見た目は山奥の廃ガソリンスタンドなので、知らないと通り過ぎてしまいそう。スタンド内に駐輪したらさっそく自販機で冷蔵ハンバーガーと飲み物を購入。冷蔵ハンバーガーは設置されている電子レンジで温めてください。
かもしかドライブインの雰囲気を楽しむ
定番のチーズバーガーを食べてみるとけっこうボリュームがあってイケる味。季節限定の夏野菜レモンバーガーもさっぱりとしながらしっかりとした味付けでうまし。その他、特製タルタルやテリヤキマヨ、サルサベーコン、ねぎ塩だれなどバリエーションも豊富で、この際、あれもこれも食べてみたくなります。飲み物も自販機で購入し、ドラム缶のテーブルに並べてランチ。チープな昼食になりますが、こんな体験も悪くないです。最後にかもしかドライブインをバックに記念写真をパシャ!
帰りはそのまま県道353を進み、800mほど先にあるしおなみ山の直売所でトイレ休憩。そしてすぐ先の交差点を右折して、R418経由で名古屋方面に戻ります。