知る人ぞ知る中津川の観光スポット、竜神の滝へ
竜神の滝(りゅうじんのたき)は、岐阜県中津川市の夕森(ゆうもり)公園にある落差8mの滝。やや小ぶりな滝ながら、美しく輝くエメラルドグリーンの滝つぼや、木造の散策路と滝の組み合わせが「絵」なる中津川の観光スポットです。ライダーにはあまり知られていない場所ですが、アクセス道路は信号の少ない快適な道だし、途中に無料のバイク練習場があったりして、ツーリングの目的地としてもおすすめ。いまの暑い時期、滝から吹きつける涼風を浴びればライディングで熱った身体も冷えて気持ち良いです。ちなみに、竜神の滝は1万5000本以上の紅葉が見頃になる秋もおすすめですが、紅葉シーズンは混雑するので注意。
名古屋からなら、まずは東名高速道路から小牧JCT経由で中央自動車道に入って中津川方面へ。55kmほど走って中津川ICでR19に降りたら、14kmほどR19を走り、弥栄橋(いやさかばし)交差点でR256に左折。木曽川を渡り、県道3、県道411と進んで行くと10kmほどで夕森公園に到着。バイクを有料駐車場に停め、そこから散策路に進んで竜神の滝を観光。昼食なら、来た道を引き返し、県道3沿いにあるいきいき市場で。興味があれば隣接する無料のバイク練習場で自主練など。名古屋から往復約200kmのコース。
中央自動車道で中津川へ
暑い時期は中央自動車道を使って中津川ICまで一気に走ってしまうのが良いです。中津川ICでR19に降りたら中津川市街を抜け、弥栄橋交差点で左折してR256へ。そして川上(かわうえ)方面へ向かう県道3に入って北上します。道は信号がほとんどなく、路面状態も良いので走りやすいです。4.3kmほど走って行くと道沿いに農産物の直売所・いきいき市場が出てくるのでチェック。このいきいき市場の食事処で名物の五平餅などが食べられますが、食事処はAM11:00からなので帰りに寄ってみることにします。
夕森公園の奥にある竜神の滝
いきいき市場を過ぎ、県道3から県道411に入ればすぐに夕森公園に到着。そのまま公園奥まで走り、バイクを竜神の滝近くの竜神第2駐車場に停めます。駐輪料500円。そこから200mほど歩いて行くと竜神の滝の散策路に出ます。最初の吊り橋から竜神の滝が見え始め、一方通行の散策路をさらに進んで行くと、豪快に流れ落ちる滝の水音が響いてきて気分もリフレッシュ。辺りは深い緑に覆われ、滝から冷風も吹きつけてくるので、熱った身体も次第に冷めてきます。
ずっと見ていたい竜神の滝
散策路の途中から滝を見下ろすと、木造の散策路が額縁のように竜神の滝を取り囲んでいてイイ感じ。ここでSNS映えする写真をパシャ。川上(かわうえ)川の清流を渡り、滝の横にある観爆台まで進んで覗き込むと、滝つぼは息を呑むほどの美しいエメラルドグリーン。ずっと見ていたい気分ですが、観爆台の上は自撮りの順番待ちで混むこともあるので、譲り合ってどうぞ。また、散策路を何度も回って竜神の滝を楽しむのもいいです。散策路は様々な角度から違った表情の滝を眺められるので、周回するのが苦になりません。
昼食のあとはバイクの自主練も?
竜神の滝の観光でしっかり身体が冷えたら、再びバイクに乗って県道3まで戻り、いきいき市場の食事処で五平餅とざるそばの組み合わせで昼食。団子型の五平餅も美味しいし、見栄え良く盛り付けられたざるそばはかなりイケる味です。
また、あまり知られていませんが、いきいき市場隣りの川上河川公園にはバイク練習場があって、8の字やS字、クランクといった練習や、波状路やブロックスネーク、一本橋、坂道ターンなどが無料で練習できるようになっています。いきいき市場で記帳すれば誰でも利用OKなので、ツーリングがてら自主練習をしてみるのもアリ。暑い時期でも土日などはけっこうライダーが練習しています。