バイクで行く超メジャーな紅葉の名所
愛知県豊田市足助町にある香嵐渓(こうらんけい)は、全国的に知られる紅葉の名所。秋になると約4,000本の木々が赤や黄色に染まり、紅葉のニュースでは必ず取り上げられる有名なスポットです。それだけに人混みも激しく、アクセス道路のR153も大渋滞するのですが、抜け道のワインディングロードを使って東からアクセスすれば渋滞なしで行けるし、駐輪スペースは空いているのでバイクを停めるのはスムーズ。人混み嫌いなライダーも、紅葉狩りは賑やかな方がお祭り気分で楽しいので、一度はこの超メジャースポットにバイクで行ってみることをおすすめします。
名古屋からなら、まずは瀬戸市のせと赤津I.C西交差点を目指して走り、ここから県道33を使って東へラン。R419を横切り、矢作川も渡ってさらに県道33を走り続けるとR153の豊岡交差点に突き当たるので、ここからR153に入って東から香嵐渓にアクセス。1kmほど先の富岡町西洞交差点からループを使って旧道に降りたら、2.3kmほど西に進んで香嵐渓の宮町駐車場に駐輪。そして香嵐渓を歩いて回ったら、帰りは再びバイクに乗ってR153を東へ向かい、稲武町交差点から北か南に回って名古屋へ戻るというコース。
アクセス道路のR153は大渋滞
紅葉の名所として有名な香嵐渓ですが、R153が大渋滞することでも有名。名古屋方向からR153を進んで行くと、香嵐渓のはるか手前から駐車場待ちのクルマで渋滞し、道幅も狭いのでバイクでもすり抜けが出来ずに身動きできなくなってしまいます。そこで、いったん瀬戸市に北上してから県道33を使って香嵐渓の東側に出るようにして、東からアクセス。東からだとR153も渋滞無しで流れも良く、スムーズに香嵐渓に到着します。ちなみに、香嵐渓の紅葉の見頃は11月中旬から下旬。SNSで検索すれば、直近の紅葉具合が分かると思います。
バイクなら駐輪も楽々
香嵐渓の各所に駐車場がありますが、バイクならメインの宮町(みやまち)駐車場が便利。足助八幡宮交差点を左折すればすぐに入口です。入口で駐車料500円(クルマは1000円)を支払ってバイクの駐輪スペースへ。ちなみに、係の人によると駐輪スペースが満車で停められなくなったことは今までに無いそうです。バイクを降りたら150mほど東に歩いて、香嵐渓を流れる巴川(ともえがわ)沿いの散策路へ。紅葉シーズンだと出店も人もいっぱいでお祭りのような賑やかさ。渋滞は嫌ですが、やはり紅葉狩りは賑やかな方が気分がアガります。
ワクワクしながら散策
巴川左岸の通路は狭いし、食事処を探す人や土産物を覗き込む人たちが交錯して混雑しています。でも、ここを抜けて香嵐渓のシンボルとも言える待月橋まで進めば、少し余裕を持って歩けるはず。待月橋を渡って三州足助屋敷の手前まで散策。広場では猿回しが行われていて楽しいです。食事なら甘露煮の鮎が一匹突っ込まれた桧茶屋のあゆそば(900円)などが見た目のインパクト大。また、土産ならもみじの衣揚げ(600円)が香嵐渓の名物です。衣がかりんとうのようでけっこうイケる味。
混雑するけれど、一度は行っておきたい香嵐渓
土産物店などもひと通り見て回り、待月橋辺りで紅葉をバックに記念写真を撮ったら宮町駐車場に戻ります。ライダーなら1時間くらい時間をみておけば十分満足できる散策になるはず。帰りは、そのまま名古屋方面に戻ると帰りのクルマの渋滞に巻き込まれるので、R153を逆方向の東へ。R153を稲武町交差点まで走って、稲武町交差点からR257で北に回るか、南に回るかして名古屋に戻るコースがおすすめです。
ちなみに、香嵐渓へ南からR420でアクセスするコースも気持ちの良いワインディングロードだし、うまくいけば渋滞なしで到着できるのですが、香嵐渓直前で一旦渋滞が起きてしまうと抜け道がないので注意してください。