浜松の「バイク神社」に参拝
静岡県浜松市にある「大歳神社(おおとしじんじゃ)」は、平安時代から続く由緒ある神社ですが、最近ではバイク神社とも言われるようになったユニークなスポットです。ライダーでもある神社の権禰宜(ごんねぎ=神職の名称)さんの発案で、2019年からライダー向けのサポートを始め、バイク用のお守りが登場。それがSNSで話題となり、バイク神社として全国的に知られるようになってきました。ライダーのために整備された神社の駐輪場はツーリングの待ち合わせ場所としても大歓迎。これはナゴヤンライダーも参拝してみなければ・・・。
名古屋からなら、まずは名古屋ICから東名高速道路に入り、静岡方面へ。95kmほど走って浜松ICで県道65に降りたら、すぐ南の流通元町交差点で右折。そして県道261を1.6kmほど西進し、与進小前交差点で県道45に左折すれば、400mほどで大歳神社に到着。参拝を済ませたら、帰りは弁天島海浜公園に寄り、そこから浜名湖西岸沿いのR301を北上して三ヶ日ICから再び東名高速道路に入り、名古屋に戻るというコース。往復約220km。
浜名湖を越えて浜松ICまで一気に
東名高速道路で静岡県に入ったら、浜名湖サービスエリアでちょっと休憩。ここはもう浜松市です。浜松エリアは冬でも比較的気温が高く、路面凍結の心配もないので冬季ツーリング向き。ただ、いつも風が強く吹いていて体感温度がかなり低いので、防寒対策はしっかりして出かけてください。広大な浜名湖を眺めながら休憩したあとは、18kmほど先の浜松ICまでもうひと走り。浜松ICを降りたら、大歳神社に2.2kmほどで到着します。ちなみに、浜松市街は道路が込み入っていて分かりづらいので、事前の下調べを念入りにどうぞ。
ライダーがかなり優遇されている感じ
浜松はホンダ、ヤマハ、スズキの発祥の地。「バイクのふるさと」として自治体もアピールしていますが、その割には「ライダーの受け入れ先が少ない」、ということで令和元年を機にライダー向けのサポートを始めたのがここ、大歳神社。神社正面の一番目立つ場所が30台分のバイク専用駐輪場になっていて、ツーリングオアシスの看板が掲げられています。休日にもなるとずらりとバイクが並び、ライダー達がバイク談義で盛り上がっていたりします。出迎えた権禰宜さんが一緒に話に加わることも・・・。バイクを停めたら鳥居をくぐって境内に進み、まずは参拝。
今年の運勢を鐡馬籤で占ってみる
参拝が済んだら、授与所に行って話題のお守りをチェックしてみます。授与所に置かれたハンドルバーにディスプレイされているのが道楽御守(どうらくおまもり)。お守りがビニールチューブの中に入っていて、バイクの車体などにパチンと留められるところがニクイです。その横にある鐡馬籤(てつうまみくじ)は、おみくじがガレージ形のポチ袋に入っていて、キーを差し込んでミシン目を開くと中からバイク形おみくじが「出庫」。大吉だと中に描かれたスピードメーターが270キロ全開になっていたりして、ライダーなら思わずニヤリ。
弁天島の絶景スポットで記念写真も
記念に大歳神社のツーリングオアシスステッカーをいただき、神社を出たあとはR1浜名バイパスに入って南下。そして篠原IC付近からR301に移って浜名湖南部にある弁天島海浜公園にも寄ってみます。ここは、いかり瀬に建つ赤鳥居をバックに、愛車と記念写真が撮れる絶景スポット。クルマだと駐車料金410円が必要ですが、バイクなら無料ということもあり、ツーリングライダーの立ち寄りスポットとして人気になっています。弁天島海浜公園からは、そのままR301で浜名湖の西岸沿いを北上して三ヶ日ICに進み、東名高速道路へ。
高速道路を使えば、大歳神社への往復は楽々。バイクに乗ってバイク神社に初詣、なんてライダーらしくておすすめです。