地元で人気のB級スポットを楽しむ
桃太郎神社(ももたろうじんじゃ)は、愛知県犬山市の木曽川沿いにある神社。鬼退治をした桃太郎が神様として祭られていて、境内にカラフルに彩色された鬼や桃太郎などのコンクリート像が20体ほどあるのがユニークです。B級スポット的な雰囲気いっぱいですが、春の桜や秋の紅葉の時期にはたくさんの人で賑わう地元の人気観光地がココ。また最近では、神社のある桃太郎公園で「冬キャン」する人も多く、寒い時期に訪れる人も増えています。気軽に行ける近場なので、冬ツーリングの目的地としてもぜひ。
名古屋からなら、R41でアクセスしてもいいのですが、近場過ぎるのでいったんR19で春日井市まで走り、そこから尾張パークウェイを8kmほど北上して木曽川まで一気に。そして氷室交差点から木曽川沿いの県道185を東に1.5kmほど走れば桃太郎神社のある桃太郎公園に到着。無料駐車場にバイクを停めたら、神社に参拝。昼食は境内の食事処で名物のでんがくなど。キャンプ用具を持っているなら、桃太郎公園の栗栖(くりす)園地でデイキャンプごっこも可。往復約80kmのコースです。
尾張パークウェイから木曽川沿いの道へ
春日井市のR19を多治見方面に進み、明知町北交差点で左折したら、まずは尾張パークウェイに入って北上。尾張パークウェイは信号もなく快適に走れますが、冬季は路面凍結で通行止めになることがあるので、事前にチェックを。終点まで走ったら木曽川に突き当たる氷室交差点まで出て、ここから県道185を東に進みます。この木曽川沿いのワインディングロードを走って行くと、あっと言う間に桃太郎神社のある桃太郎公園に到着。バイクを無料駐車場に停めたら、さっそく桃太郎神社の境内へ。
カラフルなコンクリート像がいっぱい
一の鳥居の前にはきびだんごを持った猿の像。そして脇には桃太郎神社の旗を掲げた鬼の像が置かれていて、思わずニヤリ。雉、犬、猿の像の前を横切って境内を進んでいくと、二の鳥居の前にはピンクの桃から生まれたばかりの桃太朗の像が・・・。かなりシュールですが、桃太郎神社を象徴するようなコンクリート像。たいていの人が一緒に並んで記念写真を撮っていきます。ちなみこの桃太郎像の横には、岩をくり抜いて造られた「桃くぐり」があって、ここをくぐり抜けると百歳まで長生きできるというご利益があるとか、ないとか。
二の鳥居をくぐって階段を登りきると・・・
左手には世にも珍しいピンクの桃形鳥居がで〜ん。こんな神社、ちょっと他にないです。実はこの木曽川沿いには桃太郎誕生伝説があって、それでこの神社があるわけですが、詳しくは神社の案内板等を読んでみて下さい。桃形鳥居の奥にある拝殿でお参りしたら、200円を支払って宝物館もチェック。敷地内には四つん這いのやさしい鬼の像などがあって楽しいです。ちなみに、これらの像はコンクリート像作家として知られる浅野祥雲の作品。愛知県日進市の五色園や、岐阜県関ケ原町の関ヶ原ウォーランドの像も同氏の作です。
冬キャンを試してみたいライダーにも
昼食なら犬山名物のでんがくなど。境内にあるすずや食堂や道向かいにあるレストラン桃太郎で食べられます。ヘルシーなのでいくらでも食べられて、しかも美味。また、桃太郎公園内の栗栖園地はキャンプもOKの芝生広場なのですが、近頃はあえて冬にキャンプするマニアが増え、冬季でもテントを張って楽しむ人がけっこういます。ここは冬キャンを試してみたいライダーにもおすすめ。予約不要で平日無料、土日祝のみテント一張り500円で利用可。ただし、最近のマナー低下のせいで焚き火・炭火は全て禁止となってしまい、ガス式やガソリン式コンロのみ使用可となっています。