近場の有名観光スポットへ行く
岐阜県中津川市にある馬籠宿(まごめじゅく)は、江戸時代に整備された中山道(なかせんどう)の43番目の宿場。いまも江戸時代の面影を残す宿場として全国的に有名な観光地で、外国人観光客も多い人気スポットです。中部エリアだと、学生時代に社会見学等で訪れたことがある人も多いと思いますが、大人になってからライダーとして再び行ってみるのも一興。これからの寒い時期でもさっと行って来られる近場だし、周囲の道もワインディングロードが多くておすすめです。
名古屋からなら、まずは瀬戸市でR363に入り、R257経由でR19へ。そしてR19を中津川方面に14kmほど走り、沖田交差点で右折したら、400mほど先の案内看板のある脇道へ左折。そこから6kmほど山道を登れば馬籠宿に到着。無料駐車場にバイクを停めて馬籠宿を観光したら、帰りは県道7で馬籠峠を越え、R256に突き当たったら右折して昼神温泉方面に回り、R256からR153経由で名古屋に戻るというコースです。往復約230km。
ライダー向けの道を選んで馬籠宿へ
馬籠宿までR19を使ってほぼ一本道で行けますが、それでは面白くないので、できるだけライダー向けのワインディングロードを選択。瀬戸市からのR363は信号も少なくて快適なワインディングロードだし、続くR257も阿木川ダムの横を通る気持ちの良い道です。そして恵那市街でR19に入り、これで馬籠宿に向かうのですが、有名な観光地なので迷うことはないはず。馬籠宿に着いたら無料の駐車場にバイクを停めて、さっそく全長600mほどの石畳の坂を登って行きます。
坂の宿場は絵になるスポット
馬籠宿は山の尾根に沿った急斜面に造られていて、坂道の両側に古い町並みが続いているのが特徴。ただし、石畳と桝形(ますがた)以外、2度の大火で消失しているので現在の建物はすべて復元されたモノです。本物という点では、馬籠宿とともに人気のある42番目の宿場の妻籠宿(つまごじゅく)の方が歴史的価値が高いのですが、坂の宿場、馬籠はやはり絵になって魅力大。駐車場が無料というのも嬉しいのです。ふうふう言いながら石畳を登っていくと、体はすぐにポカポカに・・・。
食べ歩きしながら馬籠宿を散策
坂の途中には食事処や土産物屋がいっぱい。食べ歩きも楽しいです。もちもち感がやみつきになるぬれおかき(210円)とか、甘い栗スイーツの栗ふく(230円)など、馬籠宿ならではの味をぜひ。定番の栗きんとんや団子型の五平餅も美味しいです。昼食なら、坂の頂上にある地元民おすすめのそば処・恵盛庵で山菜そば(1000円)など。田舎そばらしいしっかりとした食感とたっぷりの山菜との組み合わせがイケます。食事が済んだら再びバイクに乗って、県道7を妻籠宿方面へ向かってラン。
観光もそこそこに、気持ちの良い道を走る
県道7で馬籠峠を越えれば長野県。そして6kmほど進めば馬籠宿同様に人気のある観光スポットの妻籠宿に到着します。でも、ライダーとしては古い町並み観光よりももっと走りを楽しみたい・・・ということで途中、R256に突き当たったところで右折し、そのままR256で昼神温泉方面へ。そしてR256からR153に進み、ぐるっと大回りするカタチで名古屋へ戻ります。R256もR153も信号のほとんどない気持ちの良いワインディングロードでライダーに人気。行きよりも1時間ほど余計にかかりますが、来た道を引き返すよりずっと走りが楽しめます。