ライダーに人気の農道を行く
奥浜名オレンジロードは、静岡県浜松市北区の山の中に続く15kmほどの広域農道。みかん畑などの間をぐねぐねと抜けて行くため眺望は期待できませんが、交通量の少ないワインディングロードは路面もきれいで、地元浜松のライダーはもちろんナゴヤンライダーにも人気のスポットとなっています。今回はこの奥浜名オレンジロードを堪能し、さらに山道を進んで新東名高速道路の浜松サービスエリアまで行く「走り三昧」のコース。安全運転でどうぞ。
まずは東名高速道路を使って三ヶ日ICまで一気に。三ヶ日ICを出たらすぐに左折し、800mほど北上したところで右折。ここからが奥浜名オレンジロードの始まり。10kmほどワインディングロードを東に走ると国民宿舎・奥浜名湖。そして5kmほど北上すると県道303に突き当たって奥浜名オレンジロードは終了。今回はさらに県道303の奥山交差点から山道を通って県道68に進み、県道68で新東名高速道路の北側をぐるっと回って浜松サービスエリアまで走るコース。
走るのが楽しいワインディングロード
奥浜名オレンジロードの入り口は少し分かりにくいですが、入り口交差点に小さな看板が出ているので見逃さないように・・・。走り出すとしばらく道の両側にみかん畑が続いて、いかにも農道といった感じ。昼間でも交通量が少なく走りやすいです。ただ、たまに農家の軽トラックなどが走っているので注意を。ちなみに制限時速は40km/h。道は適度な直線と中低速コーナーが組み合わさっていて、たしかにこれはライダー好み。路面もきれいでビッグバイクでもツーリングペースで楽しめます。
国民宿舎まで一気に
10kmほどワインディングロードを走ると、国民宿舎・奥浜名湖に出ます。ここまででけっこうな数のコーナーをこなしているので、もうワインディングは「お腹いっぱい」というライダーは国民宿舎前でUターンしてまた三ヶ日IC方面に戻るのもよし。今回はさらに5kmほど北へ続く奥浜名オレンジロードを走り切って県道303に出ます。ちなみに、ベテランライダーがビッグバイクで暴走してガードレールに突っ込んだりする事故もあるので、あくまで余裕を持ったツーリングペースでどうぞ。
そして浜松サービスエリアまで走る
県道303に突き当たったら左折し、奥山交差点から山道を抜けて県道68へ。県道68も山の中に続くワインディングロードなのでバイク向きです。県道68を14kmほど走ると新東名の浜松サービスエリア(NEOPASA浜松)に到着。浜松サービスエリアは上り側も下り側も一般道から中に入れるようになっています。ぷらっとパークにバイクを停めたらここで昼食タイムですが、浜松市といえば浜松餃子(ぎょうざ)。せっかくなので1世帯当たりの餃子購入額3年連続日本一という浜松のこだわりの餃子を食してみます。上り側には石松ぎょうざ、下り側には浜北軒が出店しています。
浜松SAスマートインターチェンジで新東名へ
また、浜松サービスエリアの下り側には、浜松に本社があるライディングギアメーカーのクシタニの店もアリ。地元の浜松注染そめで作られたクシタニの日本手ぬぐい(1080円〜)などはお土産にいいかも。他に地元っぽい商品なら、しずおか茶コーラ(206円)もユニーク。味の方は薄めのコーラにかすかにお茶の味が感じられるという微妙なモノですが・・・。そして帰りは浜松サービスエリアの浜松SAスマートインターチェンジから高速に乗って名古屋へ。ただし、スマートインターチェンジはETC搭載車のみ利用可なので、ETCのないバイクは下道を通って三ヶ日IC方面へ戻ります。