乳岩峡 (愛知県新城市)


アドベンチャー気分で、乳岩洞窟へ

乳岩洞窟から外を眺める。冒険心がくすぐられるシーンだ
乳岩洞窟から外を眺める。冒険心がくすぐられるシーンだ

乳岩峡(ちいわきょう)は、愛知県新城市にある小さな峡谷。有名な鳳来寺山よりさらに北に進んだ場所にあります。バイクを降りて一枚岩でできた乳岩川の河床を歩き、巨岩群の中を鉄ハシゴで登り、通天洞と呼ばれる天然石門をくぐってたどり着くのが、乳岩峡のシンボル・乳岩山に空いた巨大な乳岩洞窟・・・。そこはまるで秘境に迷い込んだようなスポットです。洞窟まで初心者向けのハイキングコースが整備されているので、ライダーでも気軽に散策可。さあ、この夏、ちょっとアドベンチャー気分でGO!


おすすめコース

名古屋からなら、まずは豊田市街を抜けてR301に入り、このR301で新城市街まで50kmほどを一気に東進。次に新城市の杉山北交差点でR151に左折したら、5kmほど先の道の駅・もっくる新城で休憩。さらにR151を18kmほど進み、道端にでてくる乳岩峡の看板にしたがって脇道に入ったあと、2.5kmほど山道を走れば乳岩峡に到着です。バイクを下りて1時間ほど乳岩峡をハイキングし、帰りは近くの鳳来寺山パークウェイに寄って名古屋に戻るというコース。往復約220km。


R301のヘアピンカーブ、ライダー向けの道
R301のヘアピンカーブ、ライダー向けの道

R301からR151、そしてもっくる新城で休憩

R301は信号も少なく気持ちよくツーリングできる道。特に作手高原を抜ける辺りはライダー好みのワインディングになっていて楽しいです。そして新城市でR151に左折したら、新東名高速道路の新城ICすぐ側の道の駅、もっくる新城で休憩。ここは午前10時半まで卵かけご飯食べ放題(500円)のモーニングがあるので腹ペコライダーにオススメです。トッピングもいろいろ選べてグッド。また、長さ40cmあるジャンボホットドッグ(1200円)も話のタネにいいかも。一人で食べるのはちょっときついですが、美味しいです。もっくる新城を出たらR151でさらに北へ。

巨大な岩の橋のようにみえる通天洞
巨大な岩の橋のようにみえる通天洞

バイクを下りて、1時間ほどのハイキング

R151から脇道に入り、乳岩峡を目指して山奥へ入っていくと、突き当りが乳岩峡の無料駐車場。バイクを停めてさっそくハイキングコースを進みますが、できれば薄着で歩いた方が暑くなくて楽です。コースは初心者向けなので小学生でも平気。ただし、途中、鉄のハシゴで登る巨岩くぐりの箇所では、「本当にフツーの人がこんなところを登るの?」と、一瞬呆れてしまうほど過激な設定なので注意を・・・。そして難所をフウフウ言いながら登ってクリアすると目の前に通天洞と呼ばれる天然の石門がで〜ん。だんだん秘境っぽさが増してきます。

意外と知られていない乳岩洞窟
意外と知られていない乳岩洞窟

愛知県にこんな場所があるなんて・・・

さらにハイキングコースを奥へと進んでいくと、目当ての乳岩洞窟が姿を現します。乳岩山の岩肌にぽっかりと空いた巨大な空間。その中には子安観音が祀られています。内部まで鉄製の階段が続いているので、洞窟の奥まで登ってお参り。そして記念写真をパシャ。ここが知る人ぞ知る愛知の秘境スポット、冒険心あるナゴヤンライダーなら一度は訪れておいて欲しい場所です。乳岩山を下りたら、火照った身体を乳岩川の冷たい清流で冷却。エメラルドグリーンの淵に足を突っ込むだけで気持ちイイ! 水着とタオルを用意して、ワイルドに全身浸かる人も多いです。


ツーリングで見つけた
3人くらいで分けたいもっくる新城のジャンボホットドッグ
3人くらいで分けたいもっくる新城のジャンボホットドッグ
ハイキングコースの難所。ハシゴから落ちたら命はない、かも
ハイキングコースの難所。ハシゴから落ちたら命はない、かも
乳岩川は地元民の夏の天然プール。ライダーもぜひ
乳岩川は地元民の夏の天然プール。ライダーもぜひ


交通量が少なく走りやすい鳳来寺山パークウェイ
交通量が少なく走りやすい鳳来寺山パークウェイ

鳳来寺山パークウェイもルートに入れ込む

清流で身体を冷やしてスッキリしたら、再びバイクに乗ってR151へ。せっかくなので、近くの鳳来寺山パークウェイを走ってみます。2005年に無料化されたこの元有料道路、小石が落ちている時もありますが、比較的舗装もきれいで、7.7kmのワインディングロードを気持ち良く走れます。山頂の駐車場は有料(バイク210円)なので、手前でUターンしてR151に・・・。走り重視のライダーもこれで満足でしょう。ちなみに今回のルート、新東名の新城ICを利用すれば、大幅な時短になります。もっくる新城のモーニング狙いや、乳岩峡ハイキングに時間を割きたいライダーは高速道路使用がオススメ。