一度は行っておきたい飛騨高山
飛騨高山とは、岐阜県飛騨地方にある高山市のことですが、特に市街地中心部にある「古い町並」や、宮川沿いの宮川朝市などの観光スポットが有名。外国人観光客も多く訪れる、あまりにもメジャーな場所ですが、やはりナゴヤンライダーも一度は行っておきたいところ。流れの良いR41や、夏に最高のせせらぎ街道をコースに組み込めるのも高山市方面ツーリングの魅力です。さあ、日中暑くなる前に、ちょっと早起きして飛騨高山へ!
名古屋からなら、R41で延々と北上。飛騨川に沿って100kmほど走ると下呂。さらにR41を50kmほど進めば高山市の中心地に到着。バイクは市営の空町駐車場に停めて、宮川朝市や古い町並を散策し、高山昭和館も見学。食事なら名物の高山ラーメンなど。再びバイクに乗ったら、R158で西に向かい、8kmほど先の三日町交差点を左折してせせらぎ街道へ。あとは県道73、R257、R472と経由するこのせせらぎ街道を60kmほど走って郡上八幡に抜けるというコースです。約300kmの日帰りコース。
飛騨高山まで、流れの良いR41で一本道
飛騨川沿いをはしるR41は、信号がほとんどない流れの良い街道。バイクで走るのが気持ち良いです。特に岐阜県の七宗町辺りから美しい渓谷美が道沿いに続き、ツーリング気分が盛り上がります。名古屋を早朝に出発すれば、涼しいうちにR41を走れるので早めの出発をぜひ。飛騨高山までこのR41で一本道。市街地に入ったら、バイクを市営の空町(そらまち)駐車場に駐輪。市街地中央の鍛冶橋から450mほど東の高山市図書館の隣りです。クルマは30分150円ですが、バイクは無料でOK。
有名な宮川朝市に行ってみる
駐車場から鍛冶橋まで歩いて戻り、まずは宮川朝市(みやがわあさいち)を散策。特にライダーがそそられる商品はないですが、石川県の輪島朝市、千葉県の勝浦朝市と並ぶ日本三大朝市なので、社会勉強のつもりでブラブラ。毎日午前7時から12時までやっています。次にそのまま近くのさんまち通りに進んで、外国人観光客と一緒に「古い町並」を見学。軒下には用水が流れていて良いムードですが、この時期、かなり暑いです。名古屋のずっと北にあって涼しげなイメージの飛騨高山ですが、市街地は盆地にあるため、気温が想像以上に高くなるのです。
高山ラーメンや高山昭和館も体験
というわけで、古い町並散策はひとつの通りを突き当たりまで歩けば十分でしょう。往復で760mほど。暑くなったら宮川沿いの茶店などでブレイク。また、せっかくなので高山名物の高山ラーメンを味わってみるのもオススメ。高山ラーメンはあっさりとした醤油ベースのスープと縮れ麺が特徴。ちなみに地元ではラーメンではなく、中華そばと呼ばれています。ふうふう言いながら高山ラーメンを食したあとは、知る人ぞ知る高山昭和館を見学。館内には昭和30年代のレトロな街並みが再現されていて、ラビットやカワサキ250メグロSGの展示も・・・。50代以上のライダーはもう懐かしさいっぱい。
せせらぎ街道は飛騨高山ツーリングのメインディッシュ
午前中に古い町並の散策を済ませたら、R158で西へ。盆地である高山市街地から外れるとどんどん涼しくなってきます。そして三日町交差点を左折してせせらぎ街道へ入ると、辺りは次第に高原の風景に・・・。ここから約60km、ライダーに人気のせせらぎ街道が続きます。せせらぎ街道は交通量も少なく、白樺やミズナラ、カラマツが立ち並ぶ中をはしるワインディングロード。最高地点の西ウレ峠は標高1,113mあって、真夏でも爽やかで気持ちイイ! せせらぎ街道の大倉トンネル手前にあるそば処の天ざる(山の幸)も美味しくてオススメです。ネットで検索してみて下さい。